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No.465 2つのドラマ

2016/12/14

この秋・冬、くしくも 2つの医療系ドラマが放映された

ひとつは 関西テレビ制作のドラマ 「レディ ・ ダ ・ ヴィンチの診断」 、そして、もう一つがテレビ朝日の 「外科医ドクターX」 である


両者とも 女性医師が主役であるが

「ドクターX」 は、多分、もう 何シーズンか目で、毎回好調であるのに対し、 「チーム ・ バチスタ」 シリーズのスタッフが満を持して制作したであろう 「レディ ・ ダ ・ ヴィンチの診断」 は、視聴率が 今ひとつで、絶好調の 大門未知子には遥か及ばない

そればかりか

「レディ ・ ダ ・ ヴィンチの診断」 は 回を追うごとに視聴率が下がり、視聴者の書き込みでは、 「面白くない」 、 「現実離れしている」 、 「難解な医学用語を解説なく用いてよくわからない」 といったものが多い

しかし、僕は

「ドクターX」 の状況設定や シナリオの方に むしろ現実離れした違和感を感じざるを得ない
「私、失敗しないので」 の ドクターX のほうが 一般向けするだろうことはわかるが



「レディ ・ ダ ・ ヴィンチの診断」 では、冒頭、患者の症状から始まる

診断に至るまでの 医師達の思考過程は 実にリアルであり、僕からみれば 「医療あるある」 の世界なのである


視聴者おかまいなしに

容赦なく専門的医学用語や 聞き慣れない病名が 次から次へと出て来るが、これはあくまで リアリティー追及のための演出であろう
一般の視聴者向きというよりは、通好みの ストーリー展開といったところだ
そして ドラマの最後には 意外な診断に辿り着く
(もちろん細かい点では、実際の医療では考えられない部分も多い)

どの回も 読み切りで、見ごたえがある

読みきりであることは、前回観ていない場合も支障がない


ただ、このしっかりした内容であれば

吉田羊、 伊藤蘭、 笛木優子、 滝沢沙織、 相武紗季といった、いずれも主役級の女優達を贅沢にキャスティングする必要性などないのではないか
欲を言えば 女性医師達の、中途半端な人間模様もいらない
僕は 純粋に医療物として楽しめればよいのである

さらに欲を言えば、もっと短時間でまとめてもらいたい

冗長な部分をすべてそぎ落とせば 30分で観終えることができる


あれこれ言ってはみたものの、僕は 両ドラマとも毎回観ている

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