2012/04/02
いや、雑用のほうが多いといっても過言ではないほどだ
医師としての業務の、診療以外の部分としては
種々の書類作成や、院内会議
学会の準備や、学会出張
などなど
離婚の調停や、スピード違反で警察に出頭するなどは、身から出た錆とは言え、厄介な雑用の部類に入る
そんな雑用の殆どを、きっと付き人か誰かがやってくれるだろう
お金持ちは、代行業に任せてしまうだろう
ある程度、名の知れた芸能人なら、きっとマネージャーが雑用を引き受けるだろう
だから、これらの人々は、雑用の面倒さがわからないかも知れない
医師を派遣してもらうため、いろいろな大学の教授と、頻繁に面会をする必要があった
しかし、これら教授とのアポイント取りは、すべて、病院の担当事務官がやってくれた
これを自分でするとなると、結構大変だったことだろう
この事務官のおかげで、僕は、決められたスケジュール通りに動けば良かった
雑用は、全て自分で処理しなければならず、ありていに言えば面倒以外の何者でもない
「雑用」 を代行してくれるサービスを行うビジネスが、どんどん増えている
要するに、お金さえ払えば、我々の 「雑用」 の負担が減るしくみである
引越は、とても自分一人ではできないことだけに、ありがたい
貸し金業法改正後の最近では、 「払い過ぎた利息を取り返します」 という、うたい文句の法律事務所も増えている
宅急便も普及した
結局、自分で処理するしかない
僕は、雑用が何よりも、嫌いで、うっとおしい、面倒なことと感じていた
過去形にしたのは、今は違うから
どうせやらなければならないのなら、過程を楽しんでしまおう、と発想を転換してみた
ごく普通の日常生活の中に、突然転がり込んでくるものである
言ってみれば、忙中の非日常の出来事
「雑用」 は、それほど慣れていない非日常であるから、敬遠されるのだろう
しかし、普段あまり経験できないことが経験できる機会と考えれば、それは楽しい
新しい発見があり、何かを学ぶことも多い
終った時の 達成感 や 爽快感
これが、結構大きい
だから、面倒な 「雑用」 は、いち早く処理してしまうのがコツだ