2012/05/01
ツアーバスの運転手が居眠りによる事故を起こし、多くの死傷者を出した
高速バスには二種類があって、従来の 「乗り合い高速バス」 は、運転士 2名、一人の運行距離は 390kmと決められている
従来なかった 「ツアー高速バス」 が設けられ、運転士は一名でよく、その運行距離は 670kmと定められたという
今回の運行は金沢―東京間で、約 570kmとのことであり、政府の定めた規制範囲内であった
一人では一回 300kmが限界だ
高速道路は、運転中のストレスが大きく、精神的疲労が激しい
頻回に休憩を取らなければ、一瞬のうたた寝が起きるし、目は開いていても、疲労から、一瞬の判断を誤るようになる
運転していて、それほどの速度感はなく、乗用車ほどのストレスはないのかも知れない
しかし、いくら何でも一人で 670kmはありえない
670kmの根拠は一体どこにあったのだろうか?
高速バスの運転士いく人かにインタヴューをした衝撃的な結果を報道していた
それによると、多くの人が 「いつかは起こると思っていた」 、 「運転中に居眠りをしかけたことがある」 、 「眠気を抑えるため、ガムを噛んだり、コーヒーを飲むことは不可欠だ」 と答えていた
とまでは言わないが、安全を無視した 「規制緩和」 だけは止めてもらいたい
多くの人の命を一人の運転士が担うが、人間であれば、必ずミスを犯す
だから、すでに一般の乗用車にも装備されつつある、レーンキーピング機構、追突防止機構など、フェールセーフの機能、半自動運転の機能を、高速バスに装備する義務づけが切に望まれる