2012/09/03
何と 86作目とのこと
ドラマとしては、他局には決して存在しない、 1話 15分という短さが長寿の一因だろう
1回くらい見逃したって、ちゃんとストーリはわかるようにできている
生活時間と合わず、また、興味もなく、これまで滅多に視聴することがなかった
だが、今回は、録画で見ている
僕の中では、西岸良平の 「三丁目の夕日」 、特に、劇場版 「オールウェイズ ・ 三丁目の夕日」 と、どこか重なる
それは、時代背景だったり、オールウェイズにも出演している、堀北真希のイメージがそうさせるのだろう
ドラマチックな展開もない、単なる庶民の日常や、ほのぼのとした人間愛を、丁寧に描いてゆく 「ホームドラマ」 が、今も残存しているのは、ある意味、嬉しい
昭和 33年の 「バス通り裏」 から始まった、NHKのホームドラマは、数十年たった今でも健在だ
だから、昭和中期のことは、リアルタイムで経験していないはずだが、とても忠実に再現されているのには、プロとは言え、賞賛を送りたい
因みに 「バス通り裏」 を見たことのある人は、もう限られていることだろうけれど、若き日の十朱幸代、岩下志麻、田中邦衛などが出演していた
梅ちゃん先生を視ている人は、意外に少ないことに気付く
それもそのはずで、仕事を持っている人にとっては、放送時間帯が合わない
BSでは 夜間帯にも再放送をしているが、そこまでして視るほどの物でもない
(NHKは、連ドラに限らず、とにかく、 2度、 3度と、同じ番組を繰り返し、繰り返し、放映するのが好きだ)
主婦は殆どが専業だったから、昼にも再放送される連ドラは、きっと、家にいる、たいていの女性は視ていたことだろう
これは、恐らく、昭和前半には若かった女性達が、熟年になった今も視つづけているからに他ならないと僕は考える
日本の女性は、昔からTVドラマが好きなのである