2012/09/21
日本企業や日本車が襲われ、破壊されてゆく映像を見て、戦慄を覚えた人は、きっと多いと思う
今、C国で暮らす日本人は約 13万人と言われるが、常に攻撃の対象であるから、日本語を使わないようにして、地味な服装で、じっと身を潜めているという
それが、群集となると、群集心理が働き、デモが暴動に発展する
「大きな市場規模」 という魅力に惹かれて、続々とC国に出店したり、生産拠点を作った企業は、今回の暴動で、少しは思い知ったことであろう
今回、デモによって被害を受けた日本企業は、そのリスクを回避する対策を立てていたと言えるのだろうか?
資本主義経済を取り込み、経済的に成功したC国のことを、モラルも先進国並として見ていたのではないか?
突破口を見つけようとして、外国に進出するのは、自然の流れなのかも知れない
しかし、米国の企業がC国に出店するのとは、訳が違うことを、しっかりと認識していたのであろうか?
一種の錯覚であって、ビジネスチャンスはどこにでも転がっていることを忘れてはいけない
日本人は、嘗て言われた 「エコノミック・アニマル」 であることに、本質は変わっていなかったのだろうか
暴力で訴えるのは決して良いことではないが、問題は、そのC国に出店した日本企業の側かも知れない
国家や企業の経済的な余力を格付けする会社があるように、治安・政情の安定度を格付けする会社があっても良いのではないかと思う
「市場の大きさ」 という魅力だけに惑わされることをやめよう
C国を 「卒業」 して、国内産業を充実させる方策を構築するか、もしくは、もっと民主的で、かつ政情が比較的安定した途上国に進出先をシフトさせて行くか、などを考えるのに良い機会だと思うのだが ・ ・ ・