3％アップの直前である三月末には

どのスーパーも、買いだめをしようとする客で大賑わいだったとのこと
テレビニュースは、多くの人が 1万円から 2万円の消費財をまとめ買いする様子を映し出していた

さて、ここで仮に 1万円の買いだめをしたとしよう

消費税アップ額は 300円である

買いだめした物は何年も持つわけではないので

せいぜい 1ヶ月程度の節約になるくらいだろう
だったら買いだめなどしなくても 300円の無駄な買い物を控えれば良いだけの話ではないだろうか

レジの前に並んでいるガムやチョコなど、レジ待ちの間に、ついカートに入れたりしているのなら、 4月からそれをやめればよい

しかるに消費者は、そんなこと百も承知の上で買いだめに走る

理屈ではない、それが日本人の群集心理なのだから仕方がない
そして、恐らく、国民は 4月以後も、余計な一品を買い続けることだろう

人は、店舗に買い物に出かけるとき

本当に必要なものだけを買っているわけではない

「今だけ△△円引き」 などのポップに引かれて、本来買わなかったはずの物をカートに、つい入れてしまうのが消費者の心理だ

小売店側も、それをよーくわきまえて、その日の販売戦略を練る
消費者は、まんまとその手に乗るから、販売店側としては面白いのだろう

消費増税を機に、無駄な買い物を省くことに目覚めた賢い消費者なら

むしろ消費税アップ前よりも消費財購入費を抑えることだって可能だと思うのだが ・ ・ ・

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