2014/04/24
「平成 15年度から、無人ヘリコプターで注文品を届けるサービスを始める」
と発表した
そしていらぬ心配までした
パソコンで発注すると、数時間以内に自宅に注文品が届くという
もちろん、僕の心配するような事柄に関しては、すでに万全の対策が予定されているはずだが
このアマゾンヘリのサービスを演繹すると、コンビニエンスストアはいずれ無人化する
各商品を自動販売機によって販売すれば、コンビニに販売員は不要
深夜、店員が襲われる危険もない
すでにこれらはネットで買う時代になりつつある
もちろん法律を少し変えれば、これらをコンビニで扱うことだってできる
さらに、マクド、ミスド、スタバ、牛丼店も自動販売化は充分可能だろう
本来サービス業であり、古来から、人がおこなってきた
しかし、機械がそれをすれば、人件費や、人事管理が不要となる
そればかりでなく、長引く不況下では、国民の購買力や購買意欲が低下する
これらの逆境の中でも企業が利潤を上げるためには、経営の効率化が重要課題であり、企業会計の支出の中では人件費の占める割合が大きい
すなわち、会社は、できる限りの人員削減をしたい
だから、近い将来、販売には人を使わなくなるであろう
荒廃しきった街の再興や、経済の再構築には、とにかく人の数が必要であった
重機さえ、ろくになかった時代、つるはしやスコップを使う人の数が必要であった
だからビル建設現場や工場や商店は、多くの人を雇用し、彼らは単純作業に従事して、報酬を得た
そして、日本は好景気に沸いた
工場では、精緻な作業をこなす産業用ロボットにより、熟練職人は不要となった
建設現場でも、機械化やパーツの工場生産化により、従事する人は激減した
完全な無人運転の自動車も実用化され、法整備と運用を待つだけの状態
これで、運送業 (物流) も人手が不要となる
いずれ、気象環境の整ったビル内で、作物が工場生産される時代が来るだろう
水産業だって、養殖により、魚が工場生産される時代が来る
それでは、人間はどこに必要なのか?
自動化を達成するまでのシステム開発や管理をするプロ集団は必要
販売交渉要員など、一部の高度なプロ集団は必要
「誰でもが成人すれば何かの職業に就ける」
という古き良き時代の終焉はもうそこまで来ている
「少子化により、就労可能人数が減っているのにも拘わらず、就職難」
という矛盾は今、すでに現実となっている
この傾向がさらに加速するのではないだろうか?
現在で、すでに、派遣労働やアルバイトだけで、一生、不安定な生活をする人も多いと聞くが、そのアルバイトさえ、募集のない時代が来るような予感がする
生き甲斐のある職種につくことができ、そうでない人は、「大学は出たけれど、一生、正職に就けない」という、就労二極化時代がいずれ現実となりはしないか
これが僕の杞憂であれば良いのだが ・ ・ ・