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No.342 映画

2014/09/10

皆さんは、映画を年間に何本観るだろう

おっと、それは愚問かもしれない
観る人は何本も観るし、観ない人は全く観ないだろうから

僕はというと、後者に属する

映画に興味がないのではなく、観にいくことが億劫なのだ
市街地に車で出かけ、どこに駐車し・・・などを考えるだけで、もう嫌になる

いままで劇場で観た映画は数えるほどしかないが

それでも、劇場で観た感動は忘れられない

特に、日本映画は、心に残る優れたものが、昔から多いと思う

対して、洋画、特に米英の映画は

バイオレンス・アクション、パニック、ホラーなど、有名俳優を起用した大規模で巨額の制作費を存分に使ったものが多い
しかし、ハラハラ・ドキドキで楽しかったとしても、あとまで心に残る名画は少ない

僕の場合

どうしても観たい映画は、数ヶ月後に発売される DVDを買うか借りるかして自宅で観ることになるが、我が家にはホームシアターなどあるわけもなく、迫力という面では劇場で観るのと雲泥の差だ

映画館は、今では シネマコンプレックス (シネコン) と称して

市街地の中心部や大型のスーパーマーケットに隣接して存在しているが、映画全盛期には、場末の繁華街など、全国至る所にあり、人気映画ともなれば、 「立ち見」 が出るのは当たり前であった

以下は僕の妄想

2015年頃から

コンビニに隣接する 50~ 100名程度収容の小規模映画館が全国至る所に設置され始めた
上映する映画はシネコンと同じで、封切りも同時期である

生活圏に 「映画館」 があるから

僕のような、ものぐさ動機で映画を観ない人も、また、たまたまコンビニに立ち寄った人も、興味ある映画なら気軽に観る
だから、コンビニシアターはいつも席が埋まる
料金もシネコンよりも割引されているから、財布にもやさしい

スクリーンも適度な大きさであるから

昔のように、せっかくディジタルで作った映像を、わざわざフィルムに落とすなどという無駄な作業は要らず、配給は画像情報をネットで送信するだけで済むし、画像だって良質だ

ひとりで観ている人が多いので

僕は 1人で気兼ねなく入ることができるし、仕事終りにぶらりと立ち寄ることもできる
インドア派にとっては格好の時間潰しにもなるだろう

大作映画がかかっていない時は

上映時間 60分程度の作品がかかっている

この 「 1時間映画」 のキャストは無名俳優ばかりだし、監督も無名で、製作に費用がかかっていないことは一目瞭然だが、内容は優れたものが多い
最近の報道によれば、全国の観客投票による、 1時間映画グランプリ (1-Mグランプリ) が毎年 春と秋に開催されることに決まったという

将来、 1時間映画から名優が出るかも知れないし

無名監督の中から巨匠が出る可能性だってある
すなわち、映画人にとっては表舞台に出る機会が増え、国民の映画熱は確実に高まるだろう

一館の売り上げは多くなくても、全国展開であるから、総合の興行収入は結構な額になるし、コンビニの収益も増える


こんな勝手な妄想をしてみたが、実現すれば楽しい

テレビが普及すれば映画離れが加速すると言われた時期があった

しかし、大画面良画質テレビが普及した今でも、ヒットする映画はヒットする

確かに映画館の数は減ったが

それは娯楽の種類が増え、余暇の過ごし方が多様化したことなどが原因であろう

映画は不滅だ

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