2016/10/19
行き先は 上田城、 山田温泉、 軽井沢である
晴天に恵まれ、さほど寒くも暑くもなく、ラッキーであった
地元であり、移動距離も少なく、さぞ ゆったりとした旅になるだろうと予測した
旧軽銀座も 人 人 人
中軽井沢と 旧軽井沢を結ぶ 国道18号線は 大渋滞
夏休みでもあるまいに、これほどの人が来ていることに 先ず驚いた
ホテルや 旅館に 滞在することであって、名所旧跡を巡ることではない
幸い チェックインは 15時、チェックアウトは 12時という施設が多く、最大限滞在すれば 21時間となるから 嬉しい
旅の 案内本によって、あらかじめ 詳細なるデータを得ており、 「次は ここ、その次は ここ 」 といった具合に 僕に 的確な 目的地指示を出すから、道中が いくら渋滞していようと、目的地が いくら人だらけであろうと、僕は 素直に従うしかない
観光案内の本は 皆が見ているわけで、本に掲載されている店が 混雑するのは 当たり前なのだ
結局、ものぐさな自分は 行動的な 妻に刺激されて、自分だけなら 決して行かないであろう 人気観光スポットを すべて回り、妻の買い物に とことん付き合った
結婚生活を 30余年も 続けていれば、妻といえども 友人のようなもので、お互いの 仕事の関係で、日ごろ あまり一緒にいることがないせいか、こころが和む
妻が ネックレスを買えば、僕も ネックレスを買った
「観光地に来て、どこにでも売っているような土産を 何も自分のために 買うこともあるまいに」 などと 思っていたものだが、この歳になると、
「その場所で、その時に買った物」
に 価値があるのだと 気付く
ペーパーウエイトであれ、 アクセサリーであれ、 Tシャツであれ、 バンダナであれ、これらは 旅行の記念品 (=後になって旅行を想い出す) ことを 実感する
僕らは 自分の気に入ったものなら 全て求めることにしている
美しい銀色を放つ 錫(スズ)製のコップが、思いに反して 高価であったため 逡巡して、結局 購入しなかったことくらいか
今となっては どこで売っていたか 忘れてしまったが