2011/07/11
同じく日曜日9時枠のドラマで、後半、視聴率で接戦を繰り広げた
もちろん、原作漫画の人気が高く、
豪華なキャストを揃え、前作も好評で、しかも幕末という人気の時代背景を設定したJINの圧勝に終った
当然である
マルモが予想を裏切って、善戦したことである
第1回の視聴率 11.6%から始まって、最終回では、実に23.9%を記録したと報じられた
これには、フジの、なりふり構わぬ、繰り返し繰り返しの番宣や、
振り付けが簡単なダンス 「マル・マル・モリ・モリ!」 が大いに効果を発揮したことは否めない
オリジナルの脚本によって制作されている
だから、漫画や劇画が原作であることが多い、昨今のドラマ作りとは、一線を画している
マルモの、昭和ホームドラマ的形式も、
昨今のTVドラマの恋愛物、アクション、刑事物が大多数をしめる傾向の中にあって、却って新鮮であった
マルモの主役は子役、しかも、ドラマには、通常織り込まれるはずのロマンスも一切ない
制作側も冒険だった事と思う
しかし、家族、皆で一緒に、大人も子供も楽しめるドラマという点では、むしろ成功は約束されていたのかも知れない
などの批判も、確かにある
しかし、それを言うなら 「渡鬼」 だって、大したストーリー性はないのに、藤岡琢也が逝去したのに、延々と続いた
むしろJINの 「タイムスリップ」 という究極の虚構にくらべて、
たとえ犬が言葉を話そうと、より現実味のあるマルモのほうが、僕には親しみやすかった
幼少期を生きるこの子たちは、大人の俳優と伍して演技をする
インタビューだって、そつなくこなす
空気が読める才能を、幼くして備えている
しかし、彼らは決して 「天才」 ではないと僕は思う
場の空気を読む能力が芽生え、教えられれば、覚えも早い
とにかく、幼少期のポテンシャルは凄いのだ
教えることのできる大人の能力こそが重要な役割を持つのだろう
早く成長する子もいれば、ゆっくりの子もいる
彼ら 「天才」 子役は、恐らく、前者なのだろう
しかし、現在は、テレビ的には、視聴率の取れる、間違いない名女優や名優だ
それでいいではないか
毎年、特番として、ドラマを継続する手法が得意である
マルモも、毎年、特番ドラマを組み、芦田愛菜 、 鈴木福 の 成長して行く姿を見たいと願う僕である