2013/12/24
実は僕も先日、昼間に、郵便局に歩いて行く途中に転倒した
雪あるいは凍結路での転倒様式は、ほぼ同じだ
つまり、踵を着いた瞬間にその踵が滑り、後方へ尻餅をつく形で倒れる
その時、防衛本能から、両腕を伸ばした状態で手を路面についてしまうので、手首を骨折する
橈骨遠位端部 (伸展型) 骨折
いわゆる 「コーレス骨折」 という奴である
「昼間だから、道路はシャーベット状ではあっても、凍結はしていない」 と油断していた
しかも、サンダルに素足という、信じられない無防備ないでたちであったから、自業自得というものだ
そこで翌日から、雪道や凍結路で転倒しない歩き方の研究を始めた
そこで、いちいち実証実験をした
「転倒時の体ひねりが本当に可能なのか」
これが最大の難問であった
わざと転倒しなければならないので、危険をともなう
もし誰かに見られたら、恥ずかしいし、助けられたりしたら、尚更である
そこで、誰もいない早朝に周囲の安全を確かめてから、実験した
体を右に翻して右前腕と右下肢全体で雪中に着地した
結果は、全く痛くもなく、実験は成功だったが、右側面は雪だらけとなった
雪を払い、周囲に誰もいないことを確認して、何食わぬ顔で歩行を続けた
果たしてこれがうまくできるのかは普段の練習次第だと思う
なお 1.から 6.はいずれも安定した歩行が可能であり、実証には成功した
昼休みに、白衣の上にカーディガンを着て、滑りやすいサンダルを履き、凍結した緩い上り坂を歩いて実験していた帰り道のこと
降りてきた2人の警察官は
「おとうさん、どこへ行かれるの?」
僕のことらしい
白衣はパジャマと見間違えられたらしい
また、腰をかがめた低い姿勢でゆっくりと歩いている姿が老人に見られたとしても不思議ではない
入院患者が病院を抜け出して、寒空の中を徘徊しているとでも思われたのだろう
自転車で帰宅途中に職務質問された以来の、久しぶりの職質であった
「だから言わないことじゃない」 と、たしなめられた
すいません、もうしません