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No.016 はまっているもの

2011/01/15

かつて勤務していた病院では

電子カルテになった途端、ボールペンが不要となった
製薬メーカーがしばしば宣伝用に置いてゆく、自社のロゴ入りのボールペンも無用だ

日々の業務において、自分の手を使って文字を書くということが全くと言っていい程なくなった

それは、救急室でもしかり

患者を診察し、緊急的な処置を終えるまでは、電子カルテを書かない

少し落ち着いたところで、
パソコンに向かって検査オーダーを入力し、
今おこなった処置の内容を入力し、
その後に、
おもむろに、
思い出しながら、
患者の病歴を入力し、
そのあとで保険病名を入力する、
といった順で進める

この間、全くペンはいらない

ペン好きのDKとしては、これまで、少し寂しい思いをしてきた

ところが、今は普通の紙カルテ

文字を書く機会も多くなり、楽しい

DKこと、僕が最も最近はまっているものの1つに

ボールペンの芯(レフィル)がある

P社 (パーカー) が2010年秋に発売したレフィル「クインクフロー」 (英国製)

は優れものだ

従来、P社の油性ボールペンは、書き味が今ひとつで、P社製品をとても購入する気にはならなかった。

しかし、クインクフローは違う
メーカが異なるのか、
とまがうほど、
気持ちの良い書き味に仕上がっている

P社といえば、もともとは英国の筆記具ブランドだが、
アメリカ企業の傘下に入っているので、
実用的で廉価なアメリカ製品と勘違いされている向きもある (創業者は米国人)

けれど、
クインクフローを搭載したP社ボールペンはもう立派な高級品だ

さらに、
近年続々と発表されるP社の新製品は、
デザイン面でも英国風の品格、気品を備えている

デュポン (フランス) のレフィルである油性の「イージーフロー」 (ドイツ製)

これも、申し分のない逸品だ

これまでに全くなかった感覚の書き味で、
軽い筆圧でも滑らかに書くことができて、
文字が上手く見える

日本製品も隅に置けない


uni の「ジェットストリーム」がそれだ

廉価でありながら、まるで高級ボールペンのようだ
水性のような滑り感でありながら油性という不思議
インク溢れも全くない
ミクロン単位の高度な設計技術が生きている

カランダッシュ (スイス)

の芯の書き味といえば超一級で、昔も今も変わることがない

デザインも魅力的で伝統の「エクリドール」というシリーズは、
80年前から全く同じ「短め鉛筆型スタイル」を踏襲しているが、
みじんも古さを感じさせない

エリクドールは、
近年、
さまざまなボディーデザインが発表されているので楽しい

以上、
興味のある人にしか理解できないような文章を書いてしまって済みませんでした


何せ趣味の世界ですから

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