2011/07/04
このことを否定する人はいないだろう
また、運動の効用を示す論文は、あらゆる分野で、いくらでもある
運動で、骨や筋肉は強くなるし、運動習慣のある人は認知症になりにくいとも言われる
だから、運動をする人は、さぞかし長寿なのではないか?
絶えず、適度な全身運動をしているから、きっと長寿だろうと思って調べると、案の定
特に、ワルターやトスカニーニ、クナパーズブッシュ 、シャルル・ミュンシュは、
当時の平均寿命から考えると随分長命であったわけだ
運動を主業とするスポーツマンは 早死にするという説 は昔からある
また、そういったことを理論的に解説した本も読んだことがある
その本の内容をはっきりと記憶しているわけではないが、
スポーツマンの細胞は、一般人よりも酸素を多く使用するため、
活性酸素の発生量も多く、体の酸化が早まり、動脈硬化が促進されるといった理論構成だったように記憶している
もちろん、スポーツ選手は、過度の運動を長期間続けているため、一般人の「運動」とは異なる可能性は高い
恐らく座業が主の、漫画家や作家は、意外に長命である
など、数え上げたらきりがない
運動で長寿になるというのは恐らく幻想だろう
定期的運動を継続している人が長命であるという、信頼できるデータはないはずだ
同様に、運動をしない人が短命というデータもないはずだ
運動量とは関係がなく、
彼らがクリエイティブな仕事をしているから
(できているから) だろうと思う
その目で見れば、名優、名監督もいつまでも意外なほど若く、第一線で活躍しているではないか
人から頼りにされ、評価され、精進することが、生きる活力になり、
免疫力はアップし、動脈硬化や肉体的老化も遅くなる
これらを検証した論文があるのかないのか知らないが、きっと僕の推論は正しい
たとえば、代謝面では、糖尿病治療に、有酸素運動が勧められ 無酸素運動は勧められなかった時代もあった
今は、無酸素運動も、代謝面での運動効果が期待できるとして、勧められている
「コーヒーを多飲する人は糖尿病になりにくい」とか、「コーヒーを飲む人は動脈硬化性疾患にかかりやすい」とか、
情報は錯綜していて、コーヒーは飲むのが良いのか飲まないのが良いのか迷ってしまう
タバコに関しても、以前は「タバコを吸っている人は認知症になりにくい」などという学説があったが、今は否定された
時代と共に、正反対の事実が明らかになることも多い
統計的な話であって、例えばX氏が運動を続けて、元気で長生きできる保障はどこにもない
寿命は殆どが遺伝子によって決まっているからである
運動を勧めるし、定期的な運動をしている人は多い
農業に永年携わっている人(=日ごろから体を適度に使っている)は、
いくつになっても、頭はしっかりしているし、体は丈夫だ