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No.102 CDプレーヤーが壊れた

2011/12/28

ある朝、いつものようにCDをかけようとしたらディスクが回らない

壊れたのだ
買って二年も経っていないのに!
まったく聞いたことがないメーカー製とは言え、アンプ、チューナー、スピーカー付きで 7800円というのは、やはり、どう考えても安すぎた
音は結構良かったのに
悔しい

僕は、家では常に音楽を流している

よくかかっているのは森進一、前川清、 ビル・エヴァンス、EXILE、aiko、クリス・コナー、いきもの、桑田、Not yet、コルトレーン、マイルス、竹内まりやなど、ベタな、定番ばかりであるが、これがいいのだ

暫くは

音楽が流れない時間を過ごすことになるんだと、棚に並んだCDを眺めながら、溜息をつ
雪の降り積もった道路を、スタッドレスを履いているとは言え、長野市内まで運転する自信がないのだ

ところで、音楽媒体がLPレコードからCDに変わって久しい

僕が初めてCDを買ったのは 1985年であるから、今から 26年前ということになる
そのディスクは今でも健在で、普通に聞くことができる

かつて (今も?) 「CDの寿命」 ということが論じられたことがある

寿命 30年説が有力なようである

すなわち、コンパクトディスクは、プラスチックの円盤の中にアルミの蒸着膜を挟みこんでいる構造から、経年変化で、ポリカーボネートの白濁やアルミの腐食が起きることが予測され、30年もって上々と言われていたように記憶している

この 30年説が本当だとすれば

僕のCDは、あと 4年も経つと、古い物から順次壊れていくのだろうか?
もう決して手に入らないだろう音源だってあるので、これは、本当に残念なことである
100年近く昔に作られたSPレコードが、プレーヤーなど周辺機器さえあれば、今でも聴くことができるのに対して、文明の産物であるはずのCDが、たった 30年の寿命とは情けない
そんなこと、設計段階で、わかっていたことのはずなのに

そう言えば、その昔

アルミの代わりに、金を蒸着した、金色のCD (「ゴールドディスク」) が売られたことがあった
音が良いとか、耐久性能が良いとか言われ、結構高価な代物であった
あれは一体どこへ行ったのだろう
今でも、どこかで作られているのだろうか?

さて、かのエジソンが発明したレコードに始まる音源記憶媒体は

民生用としては、

SPレコード→LPレコード、
磁気テープ、
CD、
MDと進化し、

今は電子機器 (ハードディスク、iPod、SDカード) といったところか

手持ちの古いCDは

今のうちに、電子記憶媒体に移しておくべきなのかも知れない
しかし、電子部品には必ず寿命があり、フラッシュメモリーは構造が繊細であるから、取り扱いによっては意外に早く寿命が尽きるとも聞く
それならHDDに保存するか?

おまえ、そんなこと悩む前に、自分の寿命を心配しろってか?

はい、ごもっともでした

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