ホーム > Dr.ブログ > No.123 150人

  • 救急の場合
  • 診療時間
  • 面会時間
  • 人間ドック
  • フロアマップ
  • 川口正展のなるほどザ・メディスン
  • Dr.ブログ

No.123 150人

2012/02/23

NHK総合テレビの、ある番組を視聴した

それによると、霊長類の群れの員数は

  • テナガザル 15匹
  • ゴリラは 35匹
  • チンパンジーは 65匹

ほぼ、どの群れも、こんな数だという

この数は、大脳新皮質の体積に見事に比例しているそうだ

人間の場合、大脳新皮質の体積から計算すると、 150という数字になり、これくらいの人数が、 1つの群れとして関係を保って行く限界とのことであった

霊長類は他の多くの動物と異なり

お互いがより高度なコミニュケーションを取りながら生活するため、この程度の数に留まるのだろうと思う

それでは霊長類である僕の交友範囲はどれくらいだろうかと考えた

試しに、携帯に登録されていて個人的付き合いのある人を数えてみる
85人だった
少ない
チンパンジーよりは少し多いけれど
しかし、携帯に番号を登録していない人だっているから、多分 150人程度はあるのだろうと思いたい

このごろは直接会うこともない相手ともネットでつながる

フェイスブックなどのSNSや、ツイッター

ネット上でのつながりの人数には限界がないように思われる
これは、顔を合わせることのないつながりゆえである

今後、ネット上での交流は、とめどなく広がって行くことだろう

暇さえあれば、また寂しくなれば、ネット上での心の交流が楽しめる時代
「暇を持て余す」 という言葉は、いずれ死語になることであろう

道具を使う動物はいる

しかし、言葉を使い、会話によってコミニュケーションを取る動物は人類だけである
だから人間は、地球上の生物の支配者となり得た

こんどは、SNSという第二の会話手段を用いて

人類は、また一つ飛躍するのか

 |