2012/03/16
オリンピック、ワールドカップなどの世界大会
なぜ、皆、自分の国の選手だけを応援するのだろうか?
なぜ、自国の獲得する金メダルの数にこだわるのだろうか?
他国の選手でも、優れた選手、自分の気に入った選手は応援したっていいじゃないか
これが諸悪の根源とまでは言わない
しかし、オリンピック、ワールドカップなどの国際競技が、国と国との戦いという観点はおかしい
これらの国際競技は、スポーツを愛する人達の祭典なのだ
にもかかわらず、わが国を含め、世界の人々が、自国だけを応援しているようでは、それは 「大人」 の姿勢とは言えない
底辺を広げることから始めるので、多額の資金投入が必要である
だから、経済的に豊かな、いわゆる 「大国」 が金メダルを多く奪取するのは、ごく当たり前の話だ
諸事情から、国際試合に参加できない国々だって多いのだ
このことからしてフェアでない
極言すれば、こんなフェアスピリットのないオリンピックなど、廃止してしまえば良い
世界大会が開かれることによって経済的に潤うという 「大人の事情」 があるから、事はそう簡単ではない
今、本当の 「大人」 になれているのだろうか?
社会生活上必要な、大人としての作法、知識、智恵、習慣などを、自然に身につけてゆく
相手を傷つけないで自分の主張を通す技法とか、正しい敬語の使い方とか、初対面の人との対応の仕方とか、売買における駆け引きの手法とか・・・
時には失敗して学び、時には先輩から教えてもらって学び、時には他人の失敗を見て学ぶ
彼らは、何歳になっても 「大人」 としての行動ができない
年齢を重ねた人が、必ずしも 「大人」 ではないのだ
事件の発端の多くは、 「大人になり切れていない大人」 が引き起こす人間関係のもつれだったり、 「人の物を盗ってはいけない」 という、社会生活を送るための基本的ルールが理解できていない大人の行動だったりする
教えれば、大人の作法を身につけることができるはずである
今の小中高での教育科目の中には、将来、役に立たないものが多い
それくらいなら、 「大人としての行動はこうあるべき」 といったことを教科に加えてしまえばいいのではないか
社会に出て、失敗を繰り返しながら常識を獲得して行くより、よほど効率的であると思う
早く 「大人」 になることは、とても重要だ