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No.151 師と士

2012/05/07

「かんごふさーん」

こう呼ぶ患者さんは今でも多い
「看護婦」 が 「看護師」 に変わって久しいというのに

「看護婦」 時代に

すでに精神科などでは男性の看護職が増えていた
さすがに 「婦」 とは呼べないので、呼称は 「看護士」 とされていた
今は、一般の病院にも男性の看護職が増え、 「看護師」 は、男性でも女性でも、よく馴染む

では、 「師」 と 「士」 はどう違うのだろうかと考えた

看護師以外に、医師、薬剤師、臨床検査技師、教師、理容師、漁師、猟師、軍師、庭師、絵師など など
これらの 「師」 は、何となく、 「職人」 を意識させる

しかし、 「師」 には

詐欺師、ペテン師のような、とんでもない 「師」 もある
あっ
これも、ある意味で職人か
納得

何しろ、後輩に技術を教えるのが 「師」 と悟った

それが良い技術であっても、悪い技術でも

次に 「士」

弁護士、公認会計士、救急救命士、司法書士、一級建築士、管理栄養士、士官など

「士」 には、 「資格」 を感じさせるものがある

つまり 「士」 になるには、国家試験に合格しなければならないイメージがある

「士」 は、きっと 「武士」 から来ている

武士は、武力を持って貴族に仕えていたことから、 「武士」 と言った
やがて、貴族社会から、武家社会に変わり、永らく、武士は日本の身分制度の頂点に立っていた

だから、 「士」 には

何となく 「偉い人、立派な人物」 のイメージがある
詐欺士、ペテン士とは決して書かないし

でも、きっと、師と士には明確な定義などないのだろう

僕が知らないだけかも知れないが・・・

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