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No.153 整理整頓

2012/05/11

僕は、元々、整理整頓が大の苦手である

それは、物や書類を捨てるのが下手であることも一因であると自覚している
「何かの時に必要になるかも知れない」 と思うと、簡単には捨てられないのだ

嘗て、学生時代、有機化学の教授の机上が

本やら書類やら文献やら郵便物などで溢れ、今にも崩れそうな、山積み状態になっていた
これを見た僕は、 「常に忙しく、大量の仕事をこなす仕事人の雰囲気」 と捉えてしまった
その状態に、一種の憧れを持ってしまったのが、今思うと、そもそもの失敗だった

多分、それは僕の大きな勘違いであり

その教授が、単に整理術が上手でなかっただけのことだった事に、随分あとになって気付くことになる

しばらくは、その教授の真似をしていた僕だが

机の上が整理されていないと、まず、机本来の機能が全く発揮できない
そればかりでなく、下積みになっている書類の中に、実は非常に重要な書類や、期限をとっくに過ぎてしまった書類もあったりして、僕は何度も失敗した

大探しても見つからず

「紛失してしまった、これは困った事になった」 と思った書類が、机の山の下から偶然出てきたこともある
それ以来、僕は机の上の 「山積み」 をやめた

捨てるのが下手な僕は、書類がついついたまってしまう

提出期限が迫らないと処理できない性格の僕は、郵便物の開封も遅く、提出用の重要書類さえ、どこへ置いたのか忘れてしまう

そこで革命を起こすしかない事に気付いた

先ずは、郵便物はすぐ開封し、提出期限のある書類は、その日のうちに処理して投函する

次に整理術の手順

  1. 大きめのごみ箱、それに大きめの箱を3個準備する
  2. 色々な場所に保管 (放置?) された書類を一箇所に集める
  3. それを、一つずつチェックし、思い切って捨てる物、保管する必要がある物、紛失しては絶対に困るもの の 3つに仕分けをして、各々の箱に放り込む
  4. 各々の箱の中身を吟味し、それらを更に幾つかの範疇に分類して、別々の箱や引き出しに保管し、その箱や引き出しには、内容が一目でわかるラベルを貼る

たったこれだけのことだ

この仕分け革命を行って以来

「物を探す」 という無駄な作業が皆無となったことは言うまでもない

ただし、また、同じような作業を避けるためには

新しい書類や郵便物を入手したら、すぐに分類して、所定の保管場所に収納することが好ましいのだが、僕は、残念ながら、まだその領域には達していない

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