2012/07/19
すなわち 「ガラパゴス携帯」 と呼ばれる携帯電話
簡単に言えば、あの 2つ折り、もしくは スライド式の奴である
これが、世界標準である スマートフォンに変りつつある
新機種にしようと思えば、今や、選択枝はスマホしかないも同然だ
しかるに、総じて電力消費量が多く、すぐ充電が必要であるとか、メールが打ちにくいなど、今はまだ欠点も指摘されている
しかし、そんな技術的問題は、すぐ解消されるに決まっている
きっと、 2年先の市場にはスマホしか存在しなくなるであろう
趣向を凝らしたアプリなど、全く利用しない人だって、きっと多いはずだ
彼らにとっては、メールと通話機能だけ備えた、コンパクトな携帯だけで事足りる
なのに、図体の大きいスマホしか選べない
消費者には、選択の自由というものもあるのだ
時の流れだと言ってしまえば、それまでのことなのだが・・・
季節の移りは早いもので、あと 3ヶ月もすれば、年賀はがきが発売となる
発売枚数は年々増加を続けていたが、 2000年前後にピークを迎え、その後は、やや減少傾向だという
それでも、 2011年は 37億枚弱とのこと
額にすれば、約 1800億円
これに、印刷、パソコン、プリンター、ソフトウエアなどの周辺産業を考慮に入れると、 「年賀状産業」 は、およそ、 3000億円程度の経済効果ということになろうか
しかし、経済効果をねらって年賀状を書く人はいない
日本では、年末には年賀状を書く習慣が根付いている
だから、人と変わったことをしたくないなら、年賀状を書く
年賀状を書く風習だってガラパゴス風習である
年賀葉書の発売枚数が漸減している中、現在、個人で年賀状を毎年書いている人が国民の何%いるのか、僕は知らない
たかが、名簿から印刷するだけの賀状だ
されど、その名簿の管理だって結構大変である
住所変更や、死亡通知などにより、きめ細かい更新を要する
毎年出しているから、今年から止めるわけには行かない 「義理賀状」
年賀状を作成するのは、時間のロス以外の何者でもない
表も裏も印刷やプリンター文字だけの賀状を頂いても、別に嬉しくもないだろう
貰うから、次の年も出さなければならない悪循環
大して親しくもない人からの賀状を貰えば、 「義理賀状」 を、また来年も出さなければならない
日本は、年賀状を書く習慣が根付いてから、まだ、さほど経ってはいない
「日本の伝統」 と呼べるほどの文化でもない
そろそろ、考え直すべき時期に来ているのではないか
日本国所有の 「株式会社日本郵政」 には申し訳ない提案だが
郵便物かと思ったら、宅急便会社が請け負って届ける雑誌だったりの現代、きっと日本郵政株式会社の郵便物の取扱量はかなり減少していることだろう
だから、年賀状の慣習は、郵政事業のかなりの部分を、しかも一ヶ月足らずという短い期間で稼ぎ出しているのが現状だろう
禁煙習慣が広まるとともに、営業内容を巧みに変貌させた JTを見習って欲しいものだと、僕は思う