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No.190 レコード

2012/11/27

昨日、本当に久しぶりに、 「レコード」 をかけた

何気なく保管していたレコードであったが、保存状態が良かったせいか、ジャケから出すと、カビの一つもなく、美しいままを保っていた

十数年間放置していたプレーヤーは

果たして正常に作動するものだろうか?
恐る恐るレコードプレーヤーのターンテーブルにLPレコードをのせて、針を落とす

作動した

そして、スピーカーから流れる音色は

CDでは聞かれない、迫力のあるものであった
繊細な楽器のニュアンスもきちんと再生されている
音の良し悪しなど、あまりこだわらない僕でも、違いは、はっきりわかった
そして、アナログの 「レコード」 を再評価することとなった

スピーカーは

30年以上前に発売され、しばらく使用していなかった、ジムランのスタジオモニター

ところが、何としたことか、聞いているうちに、音が少しビビっていることに気付いた

ネットを外して愕然とした

エッジのウレタン樹脂が劣化して、ぽろぽろと落ちてくるではないか

急遽、救急箱にあったニチバンの幅広布絆創膏で補修する

期待はしていなかったが、何と、こんな簡単な方法で、 スピーカーは蘇った

めざましテレビが伝えるところによると

デジタル時代のこんにち、意外なことに、アナログレコードの発売数が急増しているとのこと

レコードは、CDよりも情報量が多く、かつダイナミックレンジ (※) が広い

だから音質が良いのは当たり前で、その良さが再認識されているのだろう
中には CDから DAコンバーターなる機器を通して、わざわざアナログに変換して音源を楽しむ人もいるという

よく知られていることだが、ジャズ喫茶では今でもアナログ板再生にこだわっている店が多い

レコードの最大の欠点は、裏返さなければならないこと

片面は 25分程度で終ってしまうから、頻回に裏返さなければならない
アナログ板復活ムードなら、自動で裏返す機構を備えた民生用レコードプレーヤーを開発してほしいものだ

ひょっとしたら、すでにあるのかも知れないが

※ ダイナミックレンジ : 識別できる最小音と最大音の幅

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