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No.201 ブレーキとアクセル

2013/01/07

「ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニに突っ込んだ」

こんなニュースが後を絶たない

2つのべダルを踏み間違えるなんてあり得ない

一体どんなシチュエーションでそうなるのだろう
つい最近まで、僕もそう考えていた

ところが、何と、そのシチュエーションが現実に訪れた

ある休日のこと

僕は、高速道路を運転中、軽い疲労を感じたので、パーキングエリアに入ろうと思った
左にウインカーを出し、クルーズコントロールをオフにして、床に置いていた右足をブレーキペダルに移し、緩やかに踏む
いつもの一連の動作である

ところが車は減速ではなく、加速体制に入った

しまった!

右足をアクセルペダルにのせたのだ

ゆっくりと踏んだので急加速は免れ

瞬時に気付いてブレーキペダルに踏み変えたので大事には至らなかった

原因は

クルーズコントロールを作動させている長い間、右足を床に置いていたこと
高速道路はクルーズコントロールだけで運転できてしまい、右足をめったに使わない
それに、おそらく疲労から来る、自分では気付いていない注意力の散漫

踏み間違いは実際に起こりうることを実感した

もちろん、僕の経験したことはコンビニ突っ込み事件とは異なる状況だろう

コンビニ突っ込みは高齢者に多い傾向があるようだ

これから訪れる高齢化社会

高齢者だって運転する
だから、フェールセーフのシステムを作っていただきたいと思う

先日放映された 「夢の扉」 で

熊本県の鉄工所が、アクセルとブレーキが一体化した、 「ワンペダル」 を商品化に漕ぎ着けたと紹介された

加速と減速という

全く逆の機能のペダルが隣り合って並び、しかも、同じ、 「踏み込む」 という動作で作動する所にミスが発生する、という発想から、 「ブレーキをかける時はペダルを踏む、アクセルを作動させる時はペダルを右に押す」 という異なる動作にしたという 「ワンペダル」
今後、普及するか否かはわからないが、発想が優れている

ワンペダルも良いが

「ブレーキは足で踏む」 、 「アクセルは手で操作する」 というように、手と足を分ける方法もいいのではないか?

さらに、運転者のそれまでの運転パタンから

次にどんな行動に出るかを、コンピューターが予測し、たとえ間違ってアクセルペダルを踏んだとしても作動しないようにするなどの工夫だってあるだろう

ブレーキを踏むべき時に

間違えてアクセルを踏めば、結果は大惨事になるに決まっている
これは、尖閣諸島をめぐる我が国の対応にも、どこか通じるように思えてならない

ちょっと飛躍し過ぎか

慙愧

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