2013/03/08
今のところ、 EV、燃料電池車がその主流だ
試作車や量産車はすでに完成していて、あとは電気スタンドや水素スタンドなどのインフラ整備だけという印象
しかし、僕には、そのインフラ整備こそが、最大の難点のように思える
次世代自動車を EVにするのか、燃料電池車にするのか決まっていない段階では、電気スタンドと水素スタンドを整備しなければならず、とても非効率だ
一気に、従来のガソリンスタンドに、充電器と水素供給器の両方を配備したらどうか
言葉に騙されてはいけない
その電気を作るのが火力発電なら CO2を排出する
水素を作るには水を電気分解する必要があり、ここでも電気を使う
はたして正しい方向なのか大いに疑問である
環境云々というよりは、新しい市場を創出することに意義を見出しているのではないだろうか
それと自動車の量産コスト
もはやエンジンを作る必要がなくなる
従来、自動車作りのキモは、エンジン造りであった
エンジンは、自動車にとって、最も基本的かつ重要な部品である
いかに高出力で高効率のエンジンを作るかに、自動車会社の命運が託されていたわけである
それが全く必要なくなるということは、メーカーにとっては最大のメリットであろう
モダンなデザインのシャーシーを作り、そこにモーターを乗っければ、1台の車が出来上がる
これなら、費用をかけずに大量の車を作ることができるというわけだ
この会社を立ち上げたのは、自動車造りの経験が全くない、シリコンバレーの IT企業だ
すなわち、エンジンが不要なら、誰でも自動車製造ができるようになるのだ
シエールガス油田が続々と発見され、その採掘技術が進化しつつある現在、ガソリンエンジンが見直されるべきであると思う
ノッキングを避ける技術を開発することにより、15.0という高圧縮比を達成し、超低燃費のガソリンエンジンの開発に成功した某社の技術者に、僕は拍手を送りたい