2013/07/12
右鎖骨の下から穿刺し、鎖骨の下に針をくぐらせて進め、針の先端が右鎖骨下静脈に達したことを、静脈血の逆流で確認した
そして内筒を抜き、外筒からするするとカテーテルを進ませ、カテ先が、静脈内にあることを血液の逆流で確認後、 14cmのところで、中心静脈カテーテルを皮膚に固定した
カテはまっすぐ下を向き、その先端は、右心房より少し上で止まっている
良い位置だ
出血は脾動脈瘤の破裂によるものと判明した
また、破裂してない動脈瘤が上腸間膜動脈、左胃動脈にもあった
恐らく、胆嚢炎後の感染性動脈瘤だろう
動脈壁もその細菌に侵されて動脈瘤ができることがある
そして、そのようにして出来た動脈瘤は急速に大きくなり破裂することが多い
動脈硬化が原因の、通常の動脈瘤とは異なる
もっとも、病理の結果を待たなければ正確なことはわからないが・・・
循環動態も安定しただろうと思われる頃、小栗は術後の様子を見るために回復室に向かった
- つづく -
この物語は全くのフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません