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No.252 温室効果ガスと経済効果

2013/07/29

温室効果ガス、主として二酸化炭素のこと

ニュース等でこの言葉を見聞きしない日はないくらいだから、これはよほど世界の (日本の?) 関心事らしい

我々は

「化石燃料を燃やすことにより排出される二酸化炭素が、あたかもビニールハウスのように地球全体の空を覆い、そのために、地球の温度が上昇を続ける」

と教えられている

「人間が工業活動で作り出す二酸化炭素が、地球の平均気温を押し上げる」

という理論は、すでに世界で確立された感がある

いっぽう

「地球温暖化は温室効果ガスによるものではない」

「地球の温度変化は太陽活動の変動によるものであり、周期的に繰り返される大きな流れの一部」

と考える反対説や、政治的陰謀説まであるようだが、 「根拠がない」 と無視されているようだ

しかるに、我々は地球温暖化について

一体どこまで知っているのだろうか?

世界でコンセンサスが得られているという二酸化炭素犯人説は、本当に信じても良いものなのだろうか?

まずは素朴な疑問

夏の最高気温は、各地でほぼ毎年のように更新されている
しかし、冬の最低気温もこの数年、各地で毎年更新されているように思う

夏の暑さが更新されるのが地球温暖化のせいなら、冬は暖冬になるはずではないのか

二酸化炭素がビニールハウスになっているのならば、そう考えるのが普通だろう

しかし、これにはそれなりの理論があるらしい

「地球温暖化とは夏の気温が上がることによって、地球全体規模で異常気象が起きる現象」

というものである

ここから、集中豪雨や竜巻を代表とする 「異常気象」 を、すべて二酸化炭素のせいにしているように僕には思えてしまう

素人にはさっぱりわからない 「地球温暖化現象」

ところで、この二酸化炭素原因説

これは、政治、経済面において、今大きな役割を果たしていると僕は思う

まず

燃料としての石油消費量を抑えるという目的で、さまざまな試みが産業を創生する

たとえば自動車産業

ハイブリッドエンジン技術は我が国が先行したが、今や世界中に広まり、世界の超高級スポーツカーでさえ、今はハイブリッドエンジンを搭載する
ただし、ハイブリッドエンジのバッテリー製造に使う、レアアースの採掘で地球環境が汚染するのだが・・・

また、石油を全く使わない、EVや燃料電池車も実用化された

ただし、EVに充電するのにも、燃料電池車に使う水素を作るのにも、二酸化炭素を排出する火力発電で作られる電気を使うのだが・・・

ガソリンエンジンでも

圧縮比を極限まで高め、希薄燃料噴射で高出力を出す技術が開発された

これらによって、我が国の自動車関連産業が俄然勢いを盛り返した

まさに、すばらしい経済効果といってよいだろう

家電製品にしても

エコ、エコと消費電力の少ない製品が好まれ、これらの販売実績が伸びれば家電業界も活気づく

化石燃料を産油国からの輸入に頼る我が国にとって

もし、省エネ製品によって化石燃料の輸入量を減ずることができればその経済効果は大きい

また

風力発電、波力発電、海水温度差発電、地熱発電、太陽光発電、太陽熱発電など、今やあらゆる自然エネルギーを利用する発電方法が実用化に向けて開発中であり、これらは、いずれ巨大な産業として富を生み出すことだろう

今や、 「地球温暖化」 など、もう、どうでもよいのかも知れない

「地球に優しい」 の名のもとに多くの産業が活性化し、かつ創出される

これは別に悪いことではないではない

しかし、 「二酸化炭素排出削減対策」 は 「地球温暖化防止対策」 と同様、もはや我が国の成長戦略の、切り札的な大義名分に他ならなくなってしまった感はある

福島の事故さえなれば

原発もクリーンエネルギーとして国内に増え続けたであろうし、現に事故後も日本は原発を輸出している

余談だが、ウランの埋蔵量は化石燃料のように多くはなく、早晩枯渇するらしいのだが・・・


さて、いくら我が国が二酸化炭素の排出量を削減しようと試みても

世界人口が増え続け、途上国の工業化がこのまま進めば、世界の二酸化炭素の排出量は今後、指数関数的に増加するはずだ

それではどうすればよいのか

二酸化炭素発生源で

二酸化炭素を炭素と酸素に分解してしまう技術を開発するというのが一つの方策だと思う

一見難しいように思われるかもしれない

しかし、植物は光合成として、いとも簡単にこれを行っている

「二酸化炭素を吸って酸素を出す」

こういった類の装置を開発すればよい

回収した炭素はカーボンファイバーなどの原料として再利用できる

植物から光合成の遺伝子情報を取り出し

バイオテクノロジーを駆使すれば、不可能なことではないように思えるのだが

あっ

僕が考えつく位だから、もうきっとどこかで 研究 ・ 開発中 かも

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