ホーム > Dr.ブログ > No.266 男と女を巡るいくつかの考察

  • 救急の場合
  • 診療時間
  • 面会時間
  • 人間ドック
  • フロアマップ
  • 川口正展のなるほどザ・メディスン
  • Dr.ブログ

No.266 男と女を巡るいくつかの考察

2013/10/09

「歳の差婚」 というのがある

たいていの場合、男が自分よりもはるかに年下の女と結婚することを意味する
逆のケースはめったにない
男性年齢のストライクゾーンが広い女性もいるということだろう

なぜか

これは生殖可能年齢と関係がある

男の場合、かなりの年齢まで生殖可能である
いっぽう、女の生殖可能のスパンは確実に男よりも短い

恋愛感情というものは、生殖可能年齢同士の間でしか生まれない

さて

男に惚れられる女は、必ずしも女性仲間に好かれているわけではない
むしろ 「媚びる女」 として嫌われる

なぜか

次の説明は如何だろう

女は男から自分を結婚の対象として見てもらいたい願望がある
だから外見を美しく見せようと努力する
そして、質の良い男を獲得するために、互いに競争を繰り広げる
そこに 「男好きする」 と言われるような仲間がいればどうだろう
明らかに自分にとって邪魔な存在、 「自分の敵」 ということになる
だから嫌われる

逆はどうか

女に好かれる男は、多くの場合、男仲間からも好かれている

強くて優しく、リーダーシップを発揮する男が仲間から好かれるからだ
これは女性の求める男性像と重なる、というわけ

つぎ

「女子会」 なるワードは定着した感がある
いっぽう 「男子会」 などは聞いたことがない

なぜか

狩猟時代に遡るとしよう

男は狩りに出る
女は、男達が狩りに出ている間、居住地にいて子を育て、水を汲み、食事を作り、女同士で協力し合いながら、その他、さまざまな生活の雑事をこなし、男達が獲物を持ち帰るのを待つ

狩猟時代、数千年間にわたって連綿と繰り返されたこのパターンは、女の脳を 「群れで (女同士で) 行動することが心地良い」 と感じさせるように変えた

「ママ友」 はあるが、 「パパ友」 はない

「女二人旅」 は普通にあるが、 「男二人旅」 はない
ランチどき、少しリッチなレストランは、奥様方のグループで大半の席が埋まる

群れで行動するためには高い社会性が求められる

だから、女性は社会性があり、表面上の付き合いが得意だ

男はどうか

狩猟時代、協力し合って獲物を追い込み、狩りをする場合でも最後に獲物を仕留めるのは、多分誰か一人だ
獲物を仕留めることが得意な男は村の英雄になる
だから男は群れず、他者を凌ぐために自分を鍛える

戦国時代

軍記物では、軍団が一致団結して敵を殲滅したかのように書かれている
確かに、指揮系統は整っていただろう
しかし、有力武将の首級を多く獲得することが出世の王道であった当時のこと、前線は個人プレーの集合体であったというのが実情ではないか

男は個人プレーを好む

現代ならば、さしずめサッカーの試合
数少ないスタープレーヤーだけが脚光を浴び、サッカーファンを増やす

男は群れない生き物だ

そして、だから、社会性がない

以上

 |