2014/02/17
ちょうど学校の帰宅時間と重なるのだろう
多くの小中学生とすれ違う
すれ違う時、小中学生は、殆どの場合 「こんにちは」 と僕に声をかけてくれる
ロングバイザーの黒いキャップをかぶって足早に歩く、怪しいおじさん (おじいさん?) に対して挨拶をしてくれるのだ
いままでそんな経験をしたことがない僕は、始めの頃はぎこちなく 「こんにちは」 と返していた
学校で 「知らない人にも、道で出会ったら挨拶をするように」 と教えられているのだろう
知らない人に挨拶をするにはそれなりの勇気が必要だ
しかし彼らは、それを実践している
素晴らしい教育だと思う
「一時が万事」 というが、きっとこの町で育つ若者は、将来、礼儀正しい立派な社会人になるに違いない
帰宅途中の小中学生が遠くから近づいて来るのを発見すると、笑顔の練習をする
そして、お互いが接近してすれ違う
案の定、相手は僕に 「こんにちは」 と言う
僕は満面の笑顔で 「こんにちは」 と返す
これが習慣となった
平和で安全な町
これは以前のブログでも紹介したが再掲する
廊下や待合室に受診患者さんが座っていたり、立っていたりする
たとえ相手が僕の担当患者さんでなくても、下を向いて相手の目を見ないようにして診察室に入るのは気が引けるものだ
医師数の多くない当院では、恐らく患者の誰もが僕を知っている
そこで、相手と目を合わせて、笑顔で朝の挨拶をすることにした
これは平成 22年の着任後、暫くしてからの習慣になった
患者さんは医者から挨拶をされるとは思ってもいなかったようで、雑誌を読んだり、下を向いたりしていたが、こちらが挨拶をすると、慌てて挨拶を返してくれたものだ
今では、お互い、朝の挨拶がごく自然にできる
「お早うございます」
と大きな声で言えば良いだけ
それは職員同士の朝の挨拶である
不要とは言わないが、少なくても患者のいる場面でするべきではない
ホテルやデパートで、従業員同士が挨拶しているのを見たことがありますか?
職員同士の朝の挨拶は、患者さんのいる所では原則していない
が、時に目にすることもある
公営企業法の適用を受けているのだから、職員には企業人としての自覚が必要であると思う