2014/02/18
列車の運休が相次ぎ、長野道、中央道、関越道など、高速道路が通行禁止になった
雪は間断なく、連日降り続き、 16日の未明には腰の高さまで積った
「豪雪地帯」 とされている飯綱町ではあるが、お隣の信濃町の 「超豪雪地帯」 ではないので、このような積雪量は近年、稀である
市販のプラスチック製の除雪用シャベルを押してゆくだけで、歩く道は容易に確保できた
しかし、今回の降雪量ともなると、従来の方法では全く太刀打ちできない
雪国育ちの人達にとっては、こんな雪は、きっと当たり前なのだろう
しかし、僕にとっては、まだ 4回目の冬である
そこで智恵を絞ることにした
作業は未明に開始
まず、側溝があっただろう場所を想定して、これを避けながら、玄関から町道までの最短コースを頭に描く
キャップを被り、LEDのヘッドランプを装着し、首には防雪用のタオルを巻きつけ、いよいよ出陣、除雪開始である
深さ 30センチ程を、距離 1mほど、進行方向に向かって除去する
表層の雪は、積ったばかりで軽い
だから除去に大したエネルギーが要らない
だから、人が通れるほどの道を作るだけなら、深い部分の雪は除去しない
そして、深層の圧雪は足で踏み固める
すなわち雪の上で足踏みをする
足踏みをしている時間は、除雪で上がった息を整えるのにちょうどよい
息が整ったら、次の 1mを、同じ要領で進む
至近距離の視界しかない中での作業は、まるで雪中行軍だ
たった 25mの除雪に要した時間は約 30分
気温は氷点下にも拘わらず、うっすらと、汗をかいていた
当直明けの今夜、苦労して作った道はまだ残っているのだろうか?