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No.308 不況

2014/03/29

明治の時代

国力を上げるために必要だったのは兵隊の数と力だった
兵力が国を豊かにすると信じられていた

列強の中

最後に 「文明国」 の仲間入りした我が国は、戦争に強い国家を目指した
そして、日清、日露の戦争に辛勝し、 「列強」 の一員として認められた
黄色人種では初であった

あとは、周知の通り

戦後、我が国は 「富国強経」 に路線を変更し

軍備・防衛は米国にまかせ、 「エコノミックアニマル」 と、他国からは揶揄されながらも、経済成長路線をひたすら突っ走った
そして、敗戦 30年で、遂に米国に次ぐ経済大国にのし上がった

しかし、今

戦後日本のお家芸であった 「経済成長」 が、ぐらついている
ぐらついて、ぐらついて、今にも倒れそうだ

経済指標や各種の数字を見れば見るほどぞっとするから、もう見たくもない
どの指標をみても、日本経済が今の泥沼状態から抜け出せるとは到底思えない
それどころか、 「日本は本当に国家を維持できるのか」 さえ疑問になってくる

「こんな日本に誰がした」

と言いたいところ

そんな時決まって出るのが、 「政治が悪い」 という言葉
確かに、我が国の政界には 「党利・党略」 、 「権益」 、 「癒着」 、 「裏金」
といった、国民不在のイメージがつきまとってきたことは否めない

今、安倍政権が 「成長戦略」 を模索しているが

こんなことは、新党が出来ては壊れ、出来ては壊れていた政党ゲーム全盛の時代、すなわち十数年も前からやるべきだったのではないか

しかし、栄枯盛衰は世のならい

政治の責任とばかりは言えない面だってある
国の経済は、他国の政治 ・ 経済情勢に影響されるものだから、どうしようもない場合もありうる

登山は

頂上に辿り着いたら、あとは降りるしかない

ボクシングのチャンピオンは

チャンピオンベルトをしめた瞬間、攻める側から守る側に立場が変わる
そして、いつかは防衛戦に負けて、新しいチャンプが生まれる

一代限りの天下人は数多い

古くは藤原道長
そして平家、頼朝、信長、秀吉など
短い栄華を極め、去っていった

日本は、戦後復興後、十数年の栄華を極めた

だから、あとは落ちるばかりの理なのか?

人々は便利さを追い求め

今や都市には 「不況」 のひとかけらさえも感じさせない 「便利」 が溢れている
東京を中心とするメガシティーには国民の 4分の 1が住んでいる
そんな地域では、電力不足が大問題になっている現在でも、深夜も煌々と灯りが点り、人の往来が激しい

○○タワーのライトアップなど、なくて良いではないか

これらのすべて維持することが前提の必要電力消費量算定は明らかにおかしい

もういいかげん 「便利」 追求はやめませんか?

と言ったところで、 「便利」 な時代しか知らない人達が増えているから無理ですか?

明治を一語で表現すれば 「欧米化」

大正は 「自由」

昭和は 「激動」

そして、平成は 「不況」 か

今日の僕は、悲観的だ

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