ピンピンコロリ

これは長野県でよく使われる言葉である
高齢まで 「ピンピン」 と元気で、ある日 「コロリ」 と急死することをさし、死に方の理想とされている

要するに健康寿命を全うしているうちに急死することであり

「脳血管障害など起こして寝たきりになり、介護を受けながら生きながらえることがないように」 との願いを表現したものだろうが、急死には事故などを別とすれば、多くは以下のような病因がある
勿論、中には本当に原因の分からない急死もあるが

1. くも膜下出血
2. 急性心筋梗塞
3. 心室細動
4. アダムストークス発作 （極端な徐脈ないしは心停止）
5. 胸部や腹部の大動脈瘤破裂
6. 脳内出血
7. 脳梗塞
8. 肺血栓塞栓症

例として挙げた 1. ～ 8.は

健診や、症状などでその予兆を察知することができるものが多く、いわば、予防できる急死である
予防できる急死があるのなら、僕は、ピンピンしていた人が、コロリと亡くなるのはいかにも惜し気がする

ピンコロを望むのなら

あえて健康診断や人間ドックなど全く受けないでいたほうが、その確率は上がる

<< 前ページ 　｜　 次ページ >>