2014/10/23
患者さんの座る椅子の左側のスペースに、季節の花を飾ることにしている
外来スタッフの持ってきてくれものが多い
また、散歩中に見つけた、名前を知らないけれど、きれいな雑草の花なども
コンピューターの並ぶ、無機質の診察室の雰囲気は少し華やぐ
今はススキをアレンジして、秋感を出している
そこで、花入れを自作することにした
形の良いガラス瓶、たとえば、食酢、ドレッシング、オリーブオイル、ジュースの空き瓶などを選んで、そこに油性や水性のカラースプレーで色づけをするだけの作業で、乾燥時間をいれても 30分もすれば完成である
それぞれスプレーする距離や、噴射の強さを調節することによって、ちょっとカオスな、独特の雰囲気をもった花瓶が出来上がる
ベースにラベンダー色の水性スプレーを使い、乾燥したところで瓶の肩にピンクの水性スプレーを厚く吹きつけ、さらに乾燥してから白の油性スプレーを適度な噴射スピードでかけたもので、完成品は、一見、萩焼に酷似している
焼き物感を出したのだろう
出来上がりを予想していなかったので、完成品の質感に、我ながら少し感動した
花と、花入れについて感想を述べてくれる
そして、僕の 「なんちゃって創作花入れ」 のことを
「焼き物ですか?」
などと聞いてくれる人もいる
こんな会話が入ると、診療にも和やかさが生まれるものだ
もうしばらくは、花を飾ることができるだろう