先日、小学校に上がる前の児の、就学前健診に参加した

5歳児であるから、きっと、わいわい、がやがやと、騒々しい現場であろうと、それなりの覚悟して出かけた

ところが

保育士の先生に引率された保育園児は、もの静かで、礼儀正しく、衣服をきちんとたたんでカゴに入れたり、診察後は 「ありがとうございました」 と、僕に言ってくれるではないか
保育園児は、すでにある程度の社会性を身につけていることを知った

就学前というのに

男の子は皆落ち着いて振舞い、女の子は髪を掻き揚げる仕草などが自然で、子供ではあるが、すでに男子と女子は、あきらかに男性と女性のミニ版だ

医学的見地からみれば

第二次性徴が発現する前の段階だから、性ホルモンの作用ではないだろう
とすると、 X遺伝子と Y遺伝子の違いなのか

そういえば、我が家の長男も、 2歳ころは 「はたらくじどうしゃ」 （トラック） に異常な興味を示し、少し長じると、ご多聞に漏れず、戦隊ヒーロー物や、ドラゴンボールにはまり、 「かめはめはーっ」 と、所かまわずやっていたものだ

少子化が叫ばれるなか

この町に、こんな良い子がたくさんいる姿をみて、僕は少し嬉しかった
この子らは、恐らく 22世紀まで生きる
この町に留まっていて欲しいなどとけちなことは言わない

22世紀の日本や

日本を取り巻く世界情勢は想像だにできないが、どうか智恵を出し合って、立派にこの国を存続させていって欲しいと心で願った

日頃、高齢者の診療が多いので

とても新鮮で前向きな心を持つことができた 1時間であった

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