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No.351 セカイカン

2014/11/06

世界観

この 1、 2年、音楽やアートのクリエイター達が頻繁に用いる単語である
特に若い人が使う印象がある、いわば流行語である

例えば、西野カナは

自身の新譜アルバムやPVについて
「女の子が好きな世界観になっている」
と発言した

この場合は、何のことはない

「女の子の好きな雰囲気・スタイルになっている」
くらいの単純な意味なのだろう

「独特の世界観を作り出している」

なんて表現もよく耳にする

本来、世界観とは

哲学的な要素を含む、少々難解な用語である

講談社の国語辞典には

「世界・宇宙およびその中にある人間の本質・意義に関する考えかた」
とある
一体何のことか分からない

goo辞書には

「世界および人間に対して人間のあり方という点からみた統一的な解釈、意義づけ。 知的なものに留まらず情意的評価が加わり、人生観よりも含むものが大きい。 楽天主義 ・ 厭世主義、宗教的世界観 ・ 道徳的世界観などの立場がある。」
少しわかりやすいようにも感じるが、具体性がなく、やはりむずかしい

メディアに登場するいろいろな人々が口にする 「世界観」

あまり頻繁に使われると、耳障りですらある

そこで僕は、はっと気付いた

これらの人が使う 「世界観」 は、 「観」 をとって、 「世界」 と置き換えることにより、俄然分かりやすくなることに

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