2014/11/13
入院患者さんのことは、 2人の内科の先生に頼んだから安心だ
計画通りに運ぶのか、多少の懸念はあったが、 1ヶ月以上前に妻がホテルを予約しているので、実行するのみである
新婚時代と違うのは、妻が、当然のように、後部座席に座ること
助手席よりも広くて快適ということらしい
僕はいつも運転手というわけだが、僕も助手席に荷物を置くことができて助かる
それでもドライブ中の会話ははずむ
前と 後ろで
CDの代わりに車内に流れるのは AMラジオ
ホテルを探し、観光スポットを決めるのは、いつも妻の仕事
妻は、旅行ガイドブックでホテルや観光スポットを決めるのだが、だいたいいつも当たりで、このセンスのよさを僕は十分認めている
僕はそう考えて、淡い期待をしていた
少なくても十数年前まではそうだった
どこに行っても観光スポットには人、人、人
駐車場も満車に近いではないか
その疑問はすぐに解けた
観光客の中には、若いカップルや小さな子連れなど、どこにもいない
いるのは主として現役を退いた熟年カップル、それに少々年配の女性のグループ
彼らには休日に旅行する必要がないのだから、あえて平日を選ぶのだ
これからは団塊の世代が次々とリタイアして、時間もお金も比較的自由な年配者が増える
観光地は当分の間、少子高齢化などとは無縁だ
たとえば、和田野の森の プチホテルに宿泊していた年配のカップルは、なんでも宇奈月方面まで車で日帰りするそうで、早朝に出でかけてしまった
また、ある熟年カップルは、赤倉から白馬に通じる林道の道路状況をホテルのフロントマンに尋ねていて、 「あの道はガードレールのないすれ違いのできない地道ですから普通の乗用車では無理かもしれません」 と言われたのを物ともせず、結局出かけていった (無事を祈る)
幸運にも晴天にめぐまれ、予定通り、雲海を見ることができたし、妻は絶景ポイントでの写真を、僕の持っていないスマホやデジカメでいくつも撮って満足げだった
そして妻とも、いろいろ、普段できない会話もした
外来や入院の患者さんを診ていただいて仕事量がふえてしまったであろう 2人の先生に大感謝である