ホーム > Dr.ブログ > No.353 断捨離

  • 救急の場合
  • 診療時間
  • 面会時間
  • 人間ドック
  • フロアマップ
  • 川口正展のなるほどザ・メディスン
  • Dr.ブログ

No.353 断捨離

2014/11/18

「断捨離」 という言葉を しばしば耳にする

ウイキペデアによると、この言葉は、やましたひでこ が 2009年に出版した著書の中で使い、商標登録されているという

「もったいない」 の観念から

既に使わなくなったものを捨てず、これが家に溢れているとすれば、日本の狭い家は、居住空間がさらに狭くなり、とても快適な暮らしはできないことは容易に想像がつくであろう

「 3年間使わなかったものは、今後も使うことがないので捨てる」
などと考えている人も多いらしい

理屈はわかるが

「断捨離」 を実行している人は実は案外多くなく、だからこそ断捨離本が売れるのだろう

僕はこの本を読んでいないからか、物をあまり捨てない

例えば

中元・歳暮でいただく、食品などの入っていた堅紙製の箱
これは、実に重宝であるからしまっておくことにしている
特に A4の書類の入る大きさで、比較的丈夫なものは貴重で、書類の整理箱として最適である

わざわざこの用途の箱を買い求めようとしても、見つけることはなかなか困難だ

もしも紛失したり、保管場所を忘れてしまうと、あとで困るような書類

たとえば、税務関係、保険関係、年金関係、建築関係、領収書、いろいろな書籍から切り取ったアーティクル、写真、書簡類、銀行振り込み控え、届いた手紙、その他もろもろ

これら、保管を必要とするペーパーや小冊子は一箇所に集めておくことが重要で、僕の場合、ダンボールの箱に細分化して収納し、箱にはタイトルを書き込み、タイトル側を見えるようにして壁側の棚に集中して並べている
こうすることで必要な書類を必要な時、即座に取り出すことが可能である

例えば洋服

僕は買った衣料をほとんど捨てない
だから、おそらく数百着は たまっていると思う

「 3年間使わなかった物」 といっても

それらを見直して見ると、その存在を忘れていたものもあったりして、改めて使ってみたい気持ちになることに気付く
随分昔のデザインが、却って今にない新鮮さを演出する場合だってある

例えば小物

何かの製品を納めていた小箱など、割としっかりとした造りでどこかで使えるかも知れないと思い、しまっておいたものが、意外な所でスペーサーなどとして使えることにも最近気付いた

これらも、そんな用途の物を買い求めようとすれば、探すのはおそらく至難の業である

「後でどこかで、何かに使えそう」

と思うものは、必ず後でどこかで何かに使える

これが僕の信念である

空き箱とかを保管する時

何をどこにしまっておいたかを考えなくて良いように、僕はすべてを一箇所の集積所にほうりこんでおくことにしている

こんな、一見 けちくさいとも思われることこそが

変にカッコつけるよりも、人生を豊かにする大切な方法ではないだろうか

 |