2015/01/16
早く老成する人もいれば、いつまでも心は若い (幼い?) ままの人もいる
見た目年齢と、精神年齢は、恐らく一致すると、僕は思う
とある
そういえば、昨年、アナ雪の歌唱で一世を風靡した May Jは、先週、ラジオのインタヴューに答えて、たぶん謙遜の意味をこめてだろうが、 「自分の精神年齢は 14歳くらいだ」 と言っていた
これはいいことらしいが、まさか 「精神年齢 80歳」 と判定された時、それは良いことなのだろうか?
一体、精神年齢は何歳くらいがベストなのだろうか?
きっとベストな精神年齢などない
包容力や常識に欠けるというような欠点はあるが、反面、発想力や創造力は豊か、柔軟性に富んでいるという長所がある
豊かな社会経験から、他者との協調や妥協のタイミング、打算の感覚や社会常識、駆け引きの方法などは研ぎ澄まされる
悟りの境地も生まれ、他者を許すとか、多少のことで動揺しないとか、些細なことで腹を立てないとか、いわゆる 「大人」 の風格が備わる
いくつかの精神年齢を推定するサイトがある
面白そうなので、僕は暇に任せて トライしてみた
いくつかの問に答えてゆくだけのテストである
結果は、そのうちの 2つが奇しくも 精神年齢 28歳で一致、 1つのサイトは 43歳と出た
因みに、 3つ目のサイトでは、精神的未熟度 20%、精神的自立度 56%、精神的熟考度 100%、精神的悟り度 47%と分析していた
実年齢 65歳の僕としては、多少複雑な気分である
それだけ、幼稚ということか?
老齢化によって精神年齢が逆行したのか?
誰が考えた質問列かも、いかなる科学的根拠があるテストかもわからないから、別に真剣に考える程のこともないわけだ
かつて GHQのマッカーサーが、 「日本人の精神年齢は 12歳」
と発言したと伝えられていることを思い出した
これは、日本人の精神年齢が未熟であったために、日中戦争や太平洋戦争を始めたという意味らしい
別に日本人を見下したわけではなくて、 1951年 5月、アメリカ上院軍事委員会での演説の中で、第二次世界大戦を起こしたドイツと比較して日本の立場を述べたものであるという
「欧米が 45歳の壮年だとすると、日本の政治体制は 12歳くらいで、ドイツが確信犯的に戦争を開始したとするならば、日本は、よくわけも分からず、戦争を始めてしまった」
と、むしろ日本を擁護する発言であったらしい
「お若いですね」
と、時々言われるようになってしまった
これは、若い人には決して言わない言葉だと皆知っている
「歳をとっているのに、よく頑張っていますね」
である
精神の老化度、劣化度をはかるテストがあると面白い