2015/02/18
前回 「このままの出生率が続けばやがて日本の人口が 0になる日が来るという議論は馬鹿げている」 と書いた
生涯に産む子供の数 (専門的には合計特殊出生率というらしい) が 2.07を割ると、人口は減少に転ずるとされている
だからといっていつかは日本人が 0人になるというのは非論理的である
が いたとしよう
10人の生涯出産数は 1.5となり、これは 2.07を下回っているから、内容を考慮しなければ、人口はどんどん減少して、いつかは 0になる
生涯出産数 3であり、前 5人一族から出た人口は減らない
要するに、何割かの、数名子供を生む女性がいる限り、日本の人口は、減少しても決して 0にはならないということだ
子供を 1人しか作らない人は少なく、少なくて 2人、多い人は 4人から 5人生んでいる
出生数が低下している実感はない
(もっとも、内閣府の調査によると 2005年ごろに底をうち、以後僅かながら増加に転じている)
女性の社会進出にともなう非婚化、非出産化であろう
「仕事が面白くて、結婚 ・ 出産などで休んでいられない、そして、妊娠 ・ 出産 ・ 子育てで休業している間に、ライバルに差をつけられなくない」
こういった声は、最近しばしば聞かれるようになった
保育施設の拡充に力を注ぐが、これにも国費が使われるし、根本的な解決には程遠い姑息的な対策である
女性の職場進出を進める姿勢をポーズとして示した安倍政権ではあるが、あまりにも単純すぎる
むしろ、今では激減した 「専業主婦」 にこそ、何らかの助成をおこなうべきであり、少子化を憂うならば、女性の社会進出ばかりを強調するのは決して賢いことではない
年齢をはじめとして、現在いろいろなハードルがあり、希望の職種に就職できないことが多い