2015/10/30
元 NHK アナウンサーで作家の 下重暁子氏の著書である
この本は 書店で ぱらぱらと立ち読みしたに過ぎない
しかるに先日、某テレビ番組で この書物の内容の概要を 著者のインタビューを交えて紹介していたので視た
著書の内容について別に深い理解があるわけではないことを断っておく
奇しくも、出版元である 幻冬社を運営する 見城徹氏の著書 「編集者という病い」 と、 タイトルが似ているところが 面白くもある
家族であることの煩わしさだけを強調する文脈に、 「あるある」 共感する人が多いのであろう
「可愛さ余って憎さ百倍」 という諺が示すとおり、家族、肉親の間では、どこの家庭でも 愛憎劇が繰り返されている
だから、 「売れる本を書く」 という点では、この テーマは大成功であったと思う
僕は 医者だから、 「病名」 がついている以上、
と考えてしまう
ということにでもなろうか
(なお、別居のもうひとつのメリットは インフルエンザや ノロウイルスの家族内感染が防止できること、住宅需要が増加することもある )
運命共同体である家族が お互いに無関心で干渉し合わないことなど不可能に近いと思われ勝ちである
しかるに、お互いが無関心ではいけないが、家族同士という気軽さからの お節介な干渉は結構あるのではないだろうか?
家族が 社会ならば、社会人としての 一定の ルールは やはり守るべきものであろう
古くから続いた 「日本の家族」 を見直し、新しい家族関係を構築することが必要ということであり、その提言は 一考する価値があるのかも知れない