2016/02/15
講談社から 「あの日」 という タイトルで 手記を刊行したのだ
何でも 現時点で 200万部以上が売れていると聞く
まずは 小保方氏の 逆転勝ち といったところか
僕は 読んでみようとも思わないが、 「自分は 理研上層部に操られた被害者だ」 といった趣旨であると聞く
ねつ造論文が、いったん世に出てしまったことは 事実である
恐らく、何かの講演に使えると思って とっておいたものなのだろう
まさに、事実か否かを確かめようのないような、しかし、タイトルは 結構刺激的かつ、一般受けするような医学論文が たくさん出てきた
このような、医学関係者以外でも飛びつきたくなるような タイトルの論文が、 「一流」 と呼ばれる 医学雑誌に載っているのである
単なる断面研究に過ぎず、 「考察」 も、結局は ただの推論に過ぎない
恐らく、結論を導くために、集めたデータの改竄も あったことだろう
兎に角、いずれも 今では見向きもされなくなったような内容であるが、当時は センセーショナルに 受け止められたということだ
今だって、この手の論文は 医学雑誌に掲載される
その裏には、 「真実を 追究しよう」 という 純粋な探究心ではなく 「論文を書くこと自体が目的」 との心理が働いた論文が多いという事実がある
いかにもありそうなことや、常識とは真逆のことを 論文という形で発表することは、一部の研究者達の 密かな楽しみなのかもしれない